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2026.05.02 ・ 事業の教科書

今、何ヶ月生きれますか?|貯金÷生活費=事業の残り時間

「あなたが今、仕事を辞めて貯金だけで生活したら、何ヶ月生きれますか?」

この問いに3秒で即答できないなら、事業を始めるのはまだ早いかもしれません。

それは、**「貯金 ÷ 月の生活費 = 残り月数」**という、シンプルな計算です。
でも、これを習慣化している人は驚くほど少ないんです。

アラン、貯金がいくらあれば事業を始めていいの?

みけ、それより先に
「今、自分は何ヶ月生きれるか?」を計算してみて。
事業を始める準備度は、その数字で決まるんだ。


結論|「貯金÷月の生活費=残り月数」を即答できる人だけ、事業を始めて良い

事業を始める前に「準備が整っているか」を測る、たった1つの指標があります。

それが、**「貯金 ÷ 月の生活費 = 残り月数」**を即答できるかどうかです。

この数字が見えていると、事業の判断スピードと撤退判断の基準が一気に変わります

えっ、貯金の額じゃなくて「月数」で考えるの?

そうだ。
同じ500万でも、月15万なら33ヶ月生きれる。月50万なら10ヶ月で尽きる。
大事なのは「絶対額」じゃなく「あなたの生活費との比率」なんだ。

ロイの言う通り。
「貯金=時間」と捉えるのが、事業を始める前の大事な発想転換だよ。

「貯金 ÷ 月の生活費 = 残り月数」
事業を始める前にやる、たった1つの計算です。
これが即答できれば、事業の判断軸ができたサインです。


なぜ、この計算が事業の成否を分けるのか? 3つの理由

「ただの引き算」と思うかもしれません。
でも、この計算を習慣化すると、事業の判断軸が3つの方向で鋭くなります。

理由1|事業を続けられる時間が見えるから

事業の収益が出るまでの期間は、業種によりますが3ヶ月〜2年かかるのが普通です。

「あなたの残り月数 > 収益が出るまでの期間」なら、事業は続けられます。
逆に、残り月数の方が短いと、収益が出る前に資金が尽きて途中撤退になります。

残り月数の数字が見えていれば、**「どの規模・どの業界の事業に挑戦できるか」**が判断できます。

理由2|撤退判断の基準ができるから

事業で一番難しい判断は「撤退するかどうか」です。
多くの人は感情で「もう少し頑張れば」と続けてしまい、傷を深くします。

でも、**「残り月数が6ヶ月を切ったら撤退」**と数値ルールを決めておけば、感情に左右されずに判断できます。

「やめる勇気」は、数字を見れば持てます。

理由3|焦って事業を選ぶリスクを減らせるから

残り月数が見えていない人は、「とにかく早く稼がないと」と焦って、過去の経験に引っ張られた事業を選びがちです。

例えば飲食店で働いていた人が、独立後すぐ飲食店を始める。
これは「焦り」が「事業選定」を歪めている状態です。

残り月数が「12ヶ月」見えていれば、「12ヶ月かけて新しい選択肢を探す」という冷静な判断ができます。

残り月数を知るだけで、こんなに判断が変わるんだね。

数字は感情を抑える。
感情で事業を始めると、感情で撤退できなくなる。
数字で始めれば、数字で撤退できる。

事業を続ける時間=お金の量、じゃない。
事業を続ける時間=「貯金÷生活費」なんだ。


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私が飲食事業撤退の判断時に、毎月やっていた計算

ここからは、僕自身の話をさせてください。

ケバブ事業を撤退する判断のとき、
僕が一番頼りにしたのは「残り月数」の数字だったんです。

2024年2月にファミマを退職した僕は、退職金と貯金合わせて約700万円を持っていました。

そのうち、開業準備でケバブ店舗の物件・内装・備品に約300万円を投じました。(居抜きだったのでかなり安い)
残った貯金は約400万円。

店舗をオープンしてからは、毎月の生活費が約20万円。
つまり、「貯金400万 ÷ 月20万 = 残り20ヶ月」からのスタートでした。

「10ヶ月で、店が軌道に乗らなければ撤退」
撤退ラインを決めて、最初から覚悟を決めていました。

そして毎日売上をつけて、PL BSを月数を更新していきます。
店の利益が出ない月は、貯金を取り崩すので残り月数がどんどん減っていきます。

6ヶ月もPLBSをつけると、事業の売上上限や特性がわかります。

「このままだと、残り月数が10ヶ月を切るな・・・」と考えた時、
僕は撤退を決めました。

感情じゃなくて、数字で決めたんだね・・・。

もし「残り月数」を計算していなかったら、
「もう少し頑張れば」と続けて、貯金ゼロで終わっていただろうな。

そうだね。
10ヶ月分の貯金が残っていたから、撤退後すぐに次の準備に動けた。
「貯金=時間」を見える化していたから、執着せずに撤退できたんだ。

もし、この計算を習慣化していなければ、僕は感情で店を続けて、貯金ゼロ・借金あり、で再起できない状態に陥っていたはずです。

PL BSを毎月計算し、
「貯金÷生活費=残り月数」を毎月見ていたことが、僕を救いました。

※補足

副収入(バイト・配当・既存事業)があれば、計算式は

「貯金 ÷ (生活費 - 副収入) = 残り月数」になります。

副収入が生活費を超えれば、貯金は減らない=「無限に生きれる」状態。

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今日から始める「残り月数の見える化」2ステップ

「貯金÷生活費=残り月数」を計算する習慣は、たった2ステップで始められます。

STEP

月の生活費を「正確に」計算する

家賃・光熱費・通信費・食費・交通費・保険料を全部足す。
「最低限生きるための月額」と「今の月額」を分けて出すのがコツ。
マネーフォワードME・Zaim・家計簿アプリで自動集計するとラク。

STEP

「貯金÷月生活費=残り月数」を毎月更新する

月初に1回、5分でOK。
スマホのメモ帳でも、Excelでも、紙のノートでもいい。
大事なのは**「自分の残り月数を体感として持っておく」**こと。
事業の判断スピードが一気に上がります。

生活費を減らすと事業期間が伸びます。
生活費を減らす一番のポイントは「家賃」です。
事業1〜2年目は実家やシェアハウスも検討してみましょう。

たった2ステップなら、今できるね!

そう。
このシンプルな2ステップが、事業の判断軸を作る。
数字を見える化することで、感情に振り回されない自分を作っていけるよ。

もう少し深く考えたい人は、こちらの記事もあわせてどうぞ。


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→ 「お金より時間」を腹落ちさせたい方向け

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→ 100年人生を「時間」で設計する考え方

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この記事は「事業の教科書」STEP1の内容です

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